若干19歳のメルセデスF1パイロットも通過したジュニアフォーミュラが熱い
今年最後のレース取材となるDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)最終戦のホッケンハイムに乗り込んだモータージャーナリストの池ノ内みどりさん。DTMのサポートレースとして開催されるフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権にも注目しています。多くのトップドライバーを生み出してきた同レース。最近ではメルセデスから今年デビューした、若干19歳の若手F1ドライバー、キミ・アントネッリ選手が2年前に出場しています。数多くの若手ドライバーが揃うなか、日本人の若手選手が4名参戦しています。
F1参戦を目指して修行する4人の若い日本人ドライバーたち
DTMのレースウィークにはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権がサポートレースとして開催されています。数多くの実力派の若手ドライバーが揃うなか、TOYOTA GAZOO Racingの育成ドライバーの中村仁選手やホンダ・レーシングスクールのスカラシップ生の加藤大翔選手、中越悠陽選手とリー・海夏澄選手の計4名の日本人ドライバーに注目していました。
このフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権は、F3選手権のひとつ前の段階の大事なジュニアフォーミュラのカテゴリーで、ここに参戦しているドライバーはしっかりと基礎を学んでF1ドライバーを目指して頑張っています。日本人として外国暮らしをするだけでも大変なのに、学校の勉強をしながら日々のトレーニングやレースの準備と超多忙な毎日を送る選手たちが、夢に向かって一生懸命な姿に心打たれます。

F1やル・マン、インディカーで活躍のレジェンドたちと遭遇
TOYOTA GAZOO Racingの育成ドライバーの中村選手のところには、F1やWEC(世界耐久シリーズ)やル・マンで大活躍し、現在はTOYOTA GAZOO Racingヨーロッパの副会長として、さまざまな業務に携わっておられる中嶋一貴さん。そしてホンダのレーシングスクールのスカラシップ生である加藤選手には、同じく元F1ドライバーであり現役のインディ500のドライバーとして活躍中の佐藤琢磨さんが、サポートとしてこのホッケンハイムリンクにいらっしゃっていました。まさかこんな有名ドライバーおふたりにお会いできるとは想像していませんでしたので、めちゃくちゃテンションが上がりました!!
中嶋さんはWECやル・マン、ニュルでお会いすることもありますが、佐藤さんにお目に掛かるのは初めてです。毎年彼が挑戦されるインディ500をテレビで応援しているだけに、直接お会いできる日が来るとは思ってもみませんでした。
共に世界最高峰のF1を経験され、厳しくもあり素晴らしい世界を熟知されている中嶋さんと佐藤さんだけに、ご自身のトップドライバーとして得られたご経験とノウハウを、とても大きな懐と情熱、愛情を持って若手ドライバーの育成に取り組まれていることを伺い、とても有意義なひとときでした。スタートグリッドでは若き日本人ドライバーたちに心からエールを送りました。
かつてDTMのサポートレースとしてF3ヨーロピアン選手権が帯同していました。いまF1の第一線で活躍するチャールズ・レクレール、カルロス・サインツ、マックス・フェルスタッペン、ランド・ノリス、エステバン・オコン、ランス・ストロール、ジョージ・ラッセルらをはじめとする数多くのドライバーが、当時は高校生くらいの年齢で参戦していたので、とても興味深く毎戦観ていました。現役F1ドライバーの若手時代を思い出し、F1を目指す日本人選手らの活躍にエールを送らずにはいられません。






































































