サスペンションバージョンアップキットで最新の乗り味を実現
日産・ホンダ・トヨタ・スバルといった4つの自動車メーカー直系のチューニングメーカーのことをワークスチューンと呼び、「TRD」、「無限」、「NISMO」、「STI」とお馴染みのブランドがあります。これらのメーカーが、自動車メーカーのオプションパーツカタログの枠を越えたアイテムや手法を凝らしたデモカーの試乗会がモビリティリゾートもてぎ南コースで行なわれました。R35GT-RをベースにニスモがCRS仕様に仕上げ、さらにサスペンションキットを装着した車両の印象をリポートします。
空力パーツからエンジン制御までトータルでセッティング
クラブマンレーススペック(CRS)はNISMOが提唱する、サーキットと公道の両立をコンセプトとしたチューニングの名称だ。R35型GT-Rにも用意されているが、今回紹介するのはその最終バージョンともいえるCRS+サスペンションバージョンアップキット(T-Spec仕様)。
試乗車のベースになっているのは2013年モデルで、カタログスペックは最高出力550ps/6400pm、最大トルク632Nm/3200-58000rpm。とはいえ、クルマ自体が約12年前の個体となると各部だいぶ疲れが出てくるのは否めないだろう。そんな大切なGT-Rのリフレッシュに、かなり魅力的なメニューではないかと思う。
改めて装備の概要を解説しておくと、エアロパーツはベースの設計をGT500の空力エンジニアが担当。日産自動車のGT-Rデザインチームが監修したうえで、最新の空力解析が行われダウンフォース向上に伴うハンドリング性能の向上を実現しているという。
また、装着されるチタンマフラーサウンドチューンにこだわって製作。また、純正マフラーに比べ8.0kg軽量化され、わずか9.4kgに収まっている。

サスペンションバージョンアップキットT-Spec仕様は、2025年6月に生産終了した最終仕様の純正サスペンション主要部品をキット化したもの。2007の登場以来17年にわたって進化し続けてきた最終バージョンともいえる。
加えて、試乗車には試作のGT3カムシャフトと専用ECMも組み込まれていた。

























































