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元トヨタ86開発リーダーの多田氏がミュンヘンに帰還!? なにかが始まる? 【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • 多田さんたちとミュンヘンの街を観光できたのも、とても良い思い出
  • 待ち合わせ場所でセリカを発見!

  • 昨年、アウトバーンのサービスエリアで偶然見かけたスープラ2台。ドイツではプレミアムな存在です
  • ミュンヘンで多田さん行きつけのカフェ「Peppino」の前で、久々の再会です。変わりなくお元気でした
  • 取材したドイツのイベントでは、86(ドイツではGT86)も大人気。それぞれに個性があって、どのクルマも本当にステキ

さまざまな条件がクリアできて奥さまとの旅行を楽しむ

かつてミュンヘンでBMWと一緒に共同開発されたカモフラージュ模様のスープラを見掛けると日本人としてとても誇りに思えたというドイツ在住のモータースポーツジャーナリストの池ノ内みどりさん。当時スープラの開発トップとして指揮をとっていた多田哲哉さんが、トヨタ自動車退職後のドイツ旅行で、駐在時代のデュッセルドルフに立ち寄るついでにミュンヘンを訪れたので再会。話が弾んだようです。

ドイツ駐在時代の多田氏お気に入りカフェで世間話に花が咲く

私の愛車にはスープラと同じBMW製B58型の直6エンジンが搭載されていることもあり、とても身近に感じていました。この5代目となるGRスープラ、コードネームDBJ29の開発トップとして指揮を執っていらした多田哲哉さん。モリゾウことトヨタ章男会長(当時社長)が自らステアリングを握り、スープラの最終テストとしてニュルブルクリンクの耐久シリーズ(NLS)に参戦された際に、偶然にも現地で多田さんにインタビューをさせて頂いたのをきっかけに、その後何度かお目に掛かる機会を得るようになりました。

多田さんがミュンヘンの事務所に立ち寄る際、行きつけのカフェに連れて行っていただき、ドイツメーカーの自動車やヨーロッパの峠ドライブ、趣味のバイクのお話など、楽しいひと時をご一緒させて頂いたこともありました。私が日本車の事情には疎いこともあり、多田さんとの気楽な世間話がむしろ楽しかったものです。ミュンヘンはBMWとの共同開発で何度もいらしていた街で、多田さんにとってトヨタ人生のキャリアの最後の大プロジェクトが行われた地だったのです。

その後はコロナ禍により渡航が制限されるなど、多田さんとは長い間お会いする機会がなかったのですが、今回奥さまとの思い出巡りの旅行でミュンヘンにも立ち寄りにするというのでお目にかかる機会を作っていただきました。かつて多田さんが行きつけだったカフェで待ち合わせをすることになり、ワクワクしながらママチャリで向かいました。

数年ぶりにお会いする多田さんは黒髪からグレーヘアになった以外は、まったく変わらないご様子。早速、おいしいコーヒーを飲みながら、近況を伺いました。

アウトバーンが以前のような速度格差が減っている

多田さんは、スープラの共同開発の準備で2012年に初めてミュンヘンのBMWを訪れたそうです。当時は多忙を極めていらしたようで、退職後にいつかはまたゆっくり旅行でミュンヘンへと思っていらしたそうです。

しかし、コロナ禍や3匹のワンちゃんの世話もあり、ドイツ行きはまだ難しそうかな、と思っていたところ、ご長男が転職をきっかけに実家にお引越してきたそうです。ワンちゃんたちの世話を快く引き受けてくれたことで、奥さまとドイツへのドライブ旅を決行されたということです。とくに観光名所を巡る旅というワケではなく、昔歩いた道をのんびりと奥さまと散歩できたら良いなという気ままな旅のようで、なんとも多田さんらしいなぁと感じました。

多田さんはフランクフルト空港に到着後、レンタカーで30年前の駐在時代に過ごしたデュッセルドルフへ。駐在時代はもちろん、さまざまな車両の開発テストでヨーロッパ各国での運転経験豊富なのですが、久々のドイツの運転はどんな感じだったのでしょうか?

「工事区間が随分と増えた上、100/h120/hの制限区間も増えたことで以前のように200/hオーバーでかっ飛ばしているクルマは随分と減ったなぁと思いました」と多田さん。

一方で、「逆に日本の高速道路は部分的に120/h制限の区間もできたこともあり、クルマが流れるようになってアウトバーンとの差がそんなに大きくなくなったと感じましたね」と。確かに最近のアウトバーンは本当に工事区間が増えました。

そして、ガソリン価格の高騰にも非常に驚いたそうです。アウトバーンのサービスエリアで給油してら1L400円を超えていたことにびっくりしていました。私がアウトバーンで給油するのは最終手段のぎりぎりのときだけです(笑)。

今回の旅行では、かつて多田家のみなさんが住んでいらしたデュッセルドルフのアパートや、まだ小学生だったふたりの息子さんが通った日本人小学校など、ご夫妻でゆっくりと30年前を思い出しながらステキな時間を過ごされたそうです。

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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