実際に走行するイベントも計画中!
数多くのラリーマシンをコレクションしているマカルーゾ財団。今回の6台を選ぶのだけでも大変なことだったはずだ。最終的に日本にある車両などを考慮しつつ、各時代を代表するようなマシンがセレクトされた。マカルーゾ財団のマシンのフロントガラス端には、財団のロゴステッカーが貼られている。
それらの中でもモニカ氏が「外すことができない」と語っていたのが、フィアット X1/9 アバルトだ。故・ルイージ“ジーノ”・マカルーゾ氏はこのマシンの開発リーダーを務めた経歴を持ち、彼がラリーマシンコレクターとしての活動を開始した最初のマシンだからだ。そのため、今回の企画展でも最も目立つ、エレベーターを降りてすぐの場所に展示されている。
なお、どのマシンも素晴らしいコンディションとなっていて実際に走行も可能で、「実戦で使っていた当時と同じ状態を維持」をモットーとしている。これを実現しているのはマカルーゾ財団のメンテナンス体制にある。1980年代にアバルトに在籍していたドメニコ・ファザーノ氏が主任メカニックを務め、日々所蔵車両をメンテナンスしている。そして、そのメンテナンスは若いメカニックとともに行うことで、後世にラリーマシンを残して伝承していくために活動しているのだ。
そんな抜群の状態のマカルーゾ財団のラリーマシンたち。企画展「THE GOLDEN AGE OF RALLY IN JAPAN」の実施期間中は、実際に走行するイベントも計画中とのこと。走行イベントはファンも観覧できるような体制を考えているそうで、その情報はSNSで発信されるとのこと。ラリーファンはフォロー&チェックが必須と言えそうだ。






































































