「クルマは動くからこそ価値がある」をコンセプトに名車を蘇らせる
ブレーキシステムのトップブランドであり、国内有数のチューニングパーツメーカーでもあるエンドレスアドバンス。同社では、創業者の故・花里 功会長が長年温めてきた夢の施設である「ENDLESS 130 COLLECTION」を長野県南佐久郡に開設しています。こだわりのコーヒー豆を数種類用意したカフェスペースも設け、「クルマは動くからこそ価値がある」をコンセプトにレストアした車両やレーシングカーを多数展示しています。
初お披露目のトヨタ「パブリカ800スーパー」
さまざまなイベントのエンドレスアドバンス・ブースで披露される旧車は、どれもみな創業者の意向で妥協することなく仕上げられている。プロならではの作業で仕上げられたクルマたちは非常にキレイだ。自動車趣味人が愛車をレストアする際の参考および目標にするケースが多い。
ノスタルジック2デイズでは、トヨタ「パブリカ800スーパー」と日産「サニークーペ1200 GX-5」の2台が同社ブースを彩った。パブリカは初披露で、サニークーペは2025年のオートサロンでも展示されたクルマであった。
白ボディ、赤内装という組み合わせが印象的なパブリカは、すでに完成していたがなかなか展示する機会がなかった。そこで、ノスタルジック2デイズがデビューの場として選ばれたのだ。
モノブロックキャリパーや減衰力調整式車高調を奢るなど、エンドレスアドバンスの本業である足まわりもちろん、内外装とも見事にリフレッシュされていた。
パブリカと同じように細部に至るまで徹底的にレストアされたサニークーペは、じつは2024年のオートサロン開催時に仕上がっていた。しかし、故・花里 功会長を偲んでレストアされたスズキ フロンテクーペに展示スペースを譲り、2025年になるまで温められていた。
エクステリアの各部が美しくレストアされ、インテリアはエンドレスアドバンス所有車両の定石で全張り替えとなっている。こちらはサスペンションが前後ともエンドレス・フルオーダーのファンクションを装着。ブレーキはフロントがエンドレス・スーパーマイクロ6ライト(キャリパー)に φ245×12ディスク、リアのドラムにはエンドレス・タイプNAシューを装備しているという。